ロバートフランク展クロージングイベント
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先日神戸KIITOホールにて、9月2日から9月23日まで開催されたロバートフランク展のクロージングイベントが行われ、ビジュアルアーツ専門学校の写真学科の学生が参加しました!
その様子をお伝えします。
今回の展示は世界的な評価を受け、革新的な撮影術と独自の視点でストリート・フォトグラフィーを創始し、現代写真に最も大きな影響を与えたスイス出身の写真家ロバート・フランク氏の初期のポートフォリオの写真から、代表作『The Americans』、《Pull My Daisy》をはじめとする映画作品、最新作となる〈ヴィジュアル・ダイアリー(目で見る日記)〉シリーズまで、多くものが展示された内容になっていました。
そして23日に行われたクロージングイベントはなんとビジュアルアーツの学生が企画、運営を行い、当日はとても多くの人に参加して頂きました。
今回のロバートフランク氏の展示は新聞紙に自らの写真を印刷しそれを天井から吊るす、という斬新的な方法で展示されており、クロージングイベントではそれらを破き、更には「こより」という状態にして燃やすというとても奇抜な方法で会場を大いに盛り上げました!
クロージングイベントがスタートすると、まずは写真学科の学生からそれぞれメッセージが述べられ、学生たち自らが撮影した写真を破き、それを合図にロバートフランク氏の写真を破いていきました!
この写真を破き燃やすという行為は、常に高額な展示費や作品としての価値が付く故に、自身の展示を行う機会が少ないフランク氏が新聞紙に印刷することでその問題を解消し、更にそれを「こより」という状態にして燃やすというビジュアルアーツの学生のアイディアが融合した方法です。
しかもこの「こより」を燃やすという行為には、写真が輪廻に帰り新しいものとなるという意味が込められ、これは神戸の街の震災からの復興ともリンクしています。
破かれた写真たちは一ヶ所に集められ、そこで「こより」を作り、最後は公園まで運んで行きました。
公園の池の周辺に学生たちが並び、次々にこよりに火が灯されます。
現代写真家として最も影響力を与えた写真家の写真が、火に燃やされ輪廻へと帰っていく。
写真表現とは何か。これかの時代に写真家はどのようにして関わっていくべきか等をとても考えさせられるイベントでした。
最後に今回のイベントを企画、運営したビジュアルアーツ写真学科の学生を代表して、2年生の大倉凜太郎君からメッセージを頂いたのでご紹介します!
「KIITOの方たちや、スタッフ同士での打ち合わせを重ねていき、どうすれば面白くなるかを考えていきました。当日は予想を大幅に超える多くのお客様に起こし頂きながらも、大きな事故などもなく、本番が始まってみると、終わるまで一瞬でしたが、一生に残る貴重な体験が出来ました。
終わった直後にお客様の1人から、「ありがとうございました!」と言われたことがとても嬉しかったです。」
このイベントに関わった学生たちは、それぞれがとても貴重な体験をし、多くの得るものがあったと思います!
学生の皆さん、本当にお疲れ様でした!
そしてKIITOの方々、クロージングイベント関わったスタッフの方々、本当にありがとうございました!
以上、ロバートフランク展クロージングイベントの様子をお伝えしました!
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