ライブカメラマンになるには。仕事や年収・デビュー方法を解説
live-cameramanライブカメラマンの仕事とは
アーティストの魅力を映し出し、リアルを届ける
ライブカメラマンは、ライブイベントやコンサート、演劇などでの撮影を担当します。アーティストや出演者のパフォーマンスを的確に捉え、ステージの魅力や迫力を視聴者に伝える役割を果たします。ただ単に演奏シーンを撮影するのではなく、アーティストの妨げとならないよう、ライブそのものの知識も必要です。
ライブカメラマンには写真撮影を行うLIVEフォトグラファーと、動画撮影を行う映像カメラマンの2つに分かれます。LIVEフォトグラファーは音楽雑誌など紙媒体のほか、アーティスト自身のSNSやWebサイトに掲載する写真を撮影します。撮影した写真の編集作業や、契約内容によってはライブ以外にもアーティストの宣材写真やCDジャケットなどを撮影することもあります。
映像カメラマンは、記録用やライブDVDとして販売するための映像撮影や編集を行います。近年では新型コロナウィルス感染症の影響で生配信を行うイベントが増え、リアルタイムで映像を伝えるための中継技術も必要となります。
どちらにしても、正確で迅速なフレーミングや被写体の動きに合わせたフォーカス調整など、クイックかつ正確な判断が必要です。また、機材の選定や設定、保守管理などのスキルも必要となり、高度な撮影技術と機材の知識が求められる仕事となります。
ライブカメラマンの年収はどのくらい?
制作会社や事務所に所属するカメラマンの場合、会社の規模にもよりますが初任給の平均は290万円程度となっています。その後経験やスキルを積んで昇進する他、フリーランスとして独立をして年収が上がる場合があります。有名アーティストのコンサートやイベントに携わる場合は、高額な報酬が期待できるでしょう。
ただし、フリーランスの場合は仕事がなければ逆に年収が下がってしまう可能性もあります。シビアではありますが、自分の頑張りによって年収が上がるのでやりがいはあるはずです。
ライブカメラマンになるには
ライブカメラマンを目指す場合、専門学校や大学、映像関連の学校で基礎的な撮影技術や機材の知識を学ぶことができます。独学でもカメラの扱い方などを覚えることはできますが、専門学校の場合、実際にLIVEなどの現場で実習を行ったり、撮影スタジオでのアルバイトやアシスタント募集を斡旋していたりするなど実践的な経験を積むことが可能です。
その後、撮影スタジオや映像制作会社などに就職をしさらに経験と実績を積みます。所属する会社に撮影依頼が来ると、カメラマンとしてライブやイベントに行き、撮影を行います。
フリーランスの場合、経験や実績だけでなく、興味を持つジャンルやアーティストにフォーカスし、人脈を広げることも大切です。積極的にプロジェクトに参加したり、ポートフォリオなど自身の作品を発信することで、キャリアを築けます。
ライブカメラマンになるために必要な資格はある?
カメラマンに必要な資格はありませんが、知識を広げる目的であったり技術を磨くために以下のような資格を取得してもいいでしょう。
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Photoshop®クリエイター能力認定試験
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Adobe Certified Professiona(Premiere Pro)
ライブカメラマンに向いているにはどんな人?
ライブカメラマンに求められるものの一つに高い集中力があります。ライブイベントの撮影は、一瞬の瞬間を逃さず捉える必要があり、初めから最後まで気が抜けません。また、長時間にわたるイベントやリハーサルの中での待機時間もありますので、忍耐力も重要な要素です。朝から夜まで動き続ける必要もあるので体力も必要です。
また、音響スタッフや照明スタッフ、演出スタッフなど他のスタッフと連携しながら撮影を行うため、チームプレイ能力や柔軟な対応力が求められます。瞬時の状況変化に対応し、スムーズなコミュニケーションを図れることが大切です。
ライブカメラマンになるにはこの学科!
専門学校 大阪ビジュアルアーツ・アカデミー 写真学科 ライブフォトコース
ライブフォトコースでは、音楽や舞台でのアーティストの撮影方法を学ぶだけでなく、スタジオ実習を通じてアーティストポートレート(宣材写真)の撮影技術など、アーティストの魅力を伝える表現方法を学びます。
専門学校 大阪ビジュアルアーツ・アカデミー 放送・映画学科 ライブ・中継コース
ライブ・中継技術コースでは、音楽イベントに限らず情報番組やスポーツ番組など中継に関わる制作や技術、配信のノウハウなどリアルな映像を伝えられる技術を実践的な授業を通して学びます。
ライブカメラマンに関連する仕事
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スポーツカメラマン
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写真家
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映像作家・映像クリエイター
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TVカメラマン